ミアファミリアのMAIです๑´ ∀`)ノ
今日はフクロモモンガの餌についてご紹介していきます。
まず野生のフクロモモンガについてですが、
野生下のフクロモモンガは、多種の果実、種子類、野菜類を主食としており
さらに花の蜜や樹液等を好み、甘いものが大好きです。
甘い物が大好きですが、与えすぎると肥満になるので気をつけましょう(›꒪⌓︎꒪‹)
フクロモモンガは昆虫食傾向が強い雑食性の動物です。
昆虫や果実、種子など色々食べることでバランス良く栄養を摂っているようです。
そんなフクロモモンガですが、飼育下において
野生のモモンガのような生活を送るのは難いので
飼い主が栄養のバランスを考えながら食事を与えることが
健康に長生きするためには重要です!!
フクロモモンガは味覚が発達しており、
好き嫌いがあったり飽きやすかったりする個体も少なくありません。
人間のように一人一人の好みが違っていたり、
毎日同じものを与え続けていると飽きてしまったりと、
非常に食に厳しい個体です。
また好き嫌い以外にも、犬や猫のように与えてはいけないものがあったり
栄養バランスが偏ると、骨粗鬆症や脚気など
病気にかかってしまうこともあるので
飼い主として気を付けなければなりません。
飼育下での食事はタンパク質源と果糖や
樹脂などの炭水化物源をそれぞれ50%程度給餌すると良いと報告されています。
※みわエキゾチック動物病院記事より参照しています↓
具体的には、入手できる場合はフクロモモンガ専用フードや食虫目の動物用フード、入手できないようであれば高品質のキャットフードやモンキーフード、餌用昆虫、固ゆでした卵、ピンクマウス、赤身の肉など様々なものをタンパク質源として50%程度与えます。
さらに、花蜜、花粉、アカシアやユーカリ、アラビアゴムの樹脂などを利用できれば利用し、入手できない場合にはその代用として、メープルシロップ、蜂蜜、新鮮な果汁やローリー用の餌(ローリー;ヒインコなどの果実性食の鳥のこと)などを炭水化物源として50%程度与えます。また、花蜜や樹液、樹脂の代替食として、Leadbear’s mixtureと呼ばれる自家製の餌(作り方は下記参照)が海外の動物園や愛好家の間ではよく利用されています。
メープルシロップは樹脂の代わりに利用することができ、蜂蜜に比べてミネラル成分などがより豊富に含まれています。与え方として、市販のシロップを水で半分程度に薄めて毎日新しいものと交換して飲水ボトルなどから与える方法が報告されています。
注意点としてメープルシロップは気温が高い場合には容器内で発酵することがあるので夏季などには一日に二回は取り替えなければなりません。
その他、花蜜や樹液の代用として、ブラウンシュガー1.5カップ、グルコース0.5カップをお湯2リットルに混ぜて作成するフードや、ロールドオーツ1カップ、小麦胚芽1/4カップ、ブラウンシュガー1/4、グルコースパウダー小さじ一杯、レーズン小さじ一杯で作るフードなども報告されています。
上記以外には、刻んだ果物や野菜、ナッツ類や種子類、栄養状態を改善した餌用昆虫などをおやつとして少量づつ(食餌中の5-15%以下)与えます。
飼育下のフクロモモンガは、果物、野菜やナッツ類、種子類など様々な種類の餌を受け入れ、防腐剤の入っていない果物ジュースや裏ごししたベビーフードなども与えることができます。
実際、葉野菜は繊維やある種のビタミンの供給源となり、市販の飼育書にも果物や野菜を主体とした食事内容が紹介されています。
しかし、本来野生下のフクロモモンガの食事に占めるこれらの野菜や果物の割合は低いことが確認されているため、これらを与える際には与える量を全体の食事に占める割合が10%以下になるように制限したほうが賢明だと思われます。
エキゾチックアニマルを担当している獣医さんが言ってるよう、
市販本などの影響もあり、フクロモモンガの餌として、
本やHPにある情報は、『果物や野菜主体の食事がいい』と書かれていることが多いです。
わたし自身もペレットを副食にして野菜や果物を主食として与えていた一人であり、
ここの先生のHPに出会うまでは、勘違いしていました。
この間違った情報が多く流れていることより、
「フクモモちゃんに太っている子が多いのはそのせいなのかな?」とか
勝手に思ったりもしています。( ˙꒫˙ )
動物も人間と同じで、肥満は身体への負担が大きく、
病気へのリスクも高くなるので飼育下では飼い主が十分に気をつけてあげてください。
食べれる野菜・果物一覧表です↓

*KT-NEXTさまよりお借りしました。
フクロモモンガにとって
致死的な害に値する食べ物もあるので、
間違えて与えないよう気をつけましょう!
チョコレート・アボガド・ネギ類(ネギ、玉ねぎ、にんにくなど)・ゆでてない生の豆類・種子(サクランボ・モモ・アンズ・梅・ビワ)・カビの生えたもの・腐ったもの・生肉・生卵(サルモネラ菌)・塩など。
※即死レベル:アボガド(ペルシン、殺鼠剤にもなっている)・塩・ネギ・アーモンドのカビ・ジャガイモの芽・生の大豆
ピーナッツ(ピーナッツカビに注意)、ホウレンソウ(シュウ酸はカルシウムの吸収を阻害する)、牛乳(下痢をすることがある)、柑橘類(ビタミンCを与えるぎると下痢をする)、砂糖(砂糖単体はNG)、ミルワーム(栄養バランスを整えたものは可)など。
※砂糖や添加物、防腐剤がモモンガに悪影響を与えます。お菓子などの人工物は与えることを避けましょう。
※ハチミツは幼児期に毎日あげるとボツリヌス症を起こし死に至る
食事について色々な情報をまとめて上げていますので
参考にしていただけたら幸いです┏○ペコッ
食事は毎日の事で、生活の大部分を占めるので
大切な家族の一員のフクロモモンガちゃんたちに長生きしてもらうためにも
飼い主がしっかり手をかけてあげましょう!
食事に関して新しい情報などあれば、都度更新していきますね。(`・ω・´ゞ